2016.9.25 箕面自由戦ゲームレポート

 先週の日曜日、箕面自由学園高校グラウンドにて、箕面自由学園高校との秋季大会が行われ、追手門は725で敗戦いたしました。

 

 追手門のリターンで試合開始。R#7田窪の好走でハーフライン付近までリターンします。立ち上がりのオフェンスは2回のランプレーで3rdダウンショートを作りますが、ランは止められて4thダウン。追手門のパントとなりますが、ここで箕面自由に交代違反の反則が発生します。フレッシュを獲得しますが、その次のシリーズではパスを二度阻まれ、またもパントに追い込まれます。P#18竹原のナイスパントで箕面自由陣5ヤードまで追い込み、攻守交代。返しの箕面自由のオフェンスはランを中心としたドライブで徐々に侵攻されます。要所でパスを決められ、TDを許しました。TFPも決められ、07と先制されます。14プレーで95ヤードという粘り強いドライブでした。

 追手門のキックリターンで1Qが終了し、2Qに入ります。ファーストプレーでRB#20宮原がインサイドを切れ上がり、23ヤードのゲインでフレッシュを獲得します。その後もWR#3内田、FB#33河本のパスと連続で決まり、RB#7田窪のランでフレッシュを獲得。しかし、3rdダウンのランでOLにアサイメントミスが起こり、箕面自由陣21ヤードで4thダウンに追い込まれます。FGをトライしますが、ボールは右に逸れて失敗してしまいます。攻守交代して箕面自由のドライブは追手門陣30ヤード付近まで攻め込まれますが、4thダウンギャンブルをDL#72中川がQBサックで止めてピンチを凌ぎます。追手門はラン一回で時間を消費し、前半が終了。

 後半は箕面自由のリターンで開始。相手のスピードあるリターナーに翻弄され、ハーフライン付近まで持ち込まれます。しかし、追手門ディフェンスも奮闘し、3&アウトで止めます。攻守交代して追手門陣20ヤードでオフェンスが開始しますが、ここは箕面自由のディフェンスにラン・パスともに止められてしまい3&アウトで終わってしまいます。4thダウンの追手門のパントはハーフライン付近まで飛びますが、またもや箕面自由のリターナーに好走され、追手門陣35ヤード付近から箕面自由がオフェンスを開始します。2ndダウンのランプレーで30ヤードの独走を許し、TDされます。TFPは防ぎますが、013と差を離されます。返しのドライブではRB#7田窪の二度のランでフレッシュを獲得後、TE#87山田のパスレシーブとRB#7田窪のランで箕面自由陣40ヤードまで侵攻しますが、迎えた3rdダウンでQB#11前田がプレッシャーを浴びながら投じたパスはインターセプトされます。追手門ディフェンスの奮闘で箕面自由をパントに追い込み攻守交代したところで3Qが終了します。

 4Qに入り、追手門はRB#7田窪が右オープンのランで一気に25ヤードをゲインします。一度インサイドのランプレーを挟んでの2ndダウンで、今度はRB#20宮原が右オープンを駆け上がり、35ヤードを独走してTDTFPK#80入谷が決め、7点をようやく返します。しかし、返しのリターンを追手門陣38ヤード付近まで一気に返されます。相手のQBランにロングゲインを許し、ゴール前5ヤードまで攻め込まれますが、ディフェンスが踏ん張り、4thダウンまで追い込みます。箕面自由のFGはスナップが乱れ、失敗に終わったかに見えましたが、追手門にオフサイドの反則が発生します。4thダウン・リピートでQBに持ち込まれTDを許してしまいます。その後は追手門のファンブル・ロストから、QBに独走され、追加点を許し、最終スコアは725で試合終了しました。

 

 今回の試合では、スコアに直接関係するような場面でやってはならないミス・反則が多く出てしまいました。もちろんライン戦ではパワー負けする場面があったり、相手のバックフィールドのスピードに翻弄される場面があったりと力で負ける場面もありましたが、それ以上に自滅したために点差が開いてしまいました。一年間、ミスや反則に対して厳しく取り組んできましたが、最も大事な試合でこのような結果が出てしまったことは、我々の取り組みが甘かった証拠です。指導者としては、何よりも恥ずべきことだと考えています。

 一方で、12年生の活躍が随所に見られた試合でもありました。これはここ数年で追手門の能力のスタンダードが向上してきたことを示しています。しかし、今回のような甘いフットボールをやっていては、試合で勝つことは決してできません。下級生には、まずこのチームの現状をしっかりと認識して、ゼロから謙虚に取り組んでいってもらいたいと思います。

 今年の3年生はリーダーシップのあるメンバーも多く、自分たちで考え、真剣に取り組んできました。しかし、負けという現実をしっかりと自分で受け止めなければいけません。この敗戦で学ばせてもらったことは、ぜひ次のステージに活かしてもらいたいと思います。

 この一年間、支えていただいた皆様には心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。